さて、写真は私の住んでいる美しが丘西の郵便局の風景印です。この絵の中にある右側の灯篭は、前回このブログで取り上げた「覚永寺」の中にある灯篭です。
左側の仏像は?
これは自治会館もある保木薬師堂にある薬師如来坐像です。由緒あるもので、鎌倉時代は承久の乱の頃の1221年に作られ、県指定重要文化財だそうです。
薬師堂の話が長くなりましたが、このお堂は現在、住職等はおらず、あざみ野駅の近くの満願寺というお寺の境外仏堂ということになっています。平たく言えば、満願寺の一部ということです。
そこで今日はこの満願寺本殿の方に足を延ばしてみました。
は?裏鬼門って何?
調べてみると、鬼門って良く言いますが、鬼門(北東)・裏鬼門(南西)は、鬼が出入りする方角だそうで、風水的に忌み嫌われるのだそうです。
そこで寺院等を建てます。
ちなみに江戸城の鬼門にあたるところに上野の寛永寺が、裏鬼門に増上寺があります。
そのため、このあたり一帯は、増上寺の寺社領とされたようです。増上寺はこの寺社領が田舎だったからでしょうか?「山内(さんだい)」と呼んでいたそうで、私の娘が通っている「山内中学校」等の呼び名の語源になっております。
また、特に増上寺関係からか、二代将軍秀忠との関係が深く、その正室であったお江(お江与の方)の化粧料地であったとのことだそうです。
ということで、満願寺には、徳川秀忠とお江の位牌があります。
◎台徳院殿→徳川秀忠公のご位牌名
◎崇源院殿→お江の方
です。
左の写真は、満願寺の檀家の方が持っていらしたものを複写させていただきました。
あと、満願寺にも、ちゃんと写真のようにお江の大河ドラマのポスターが何か所か貼ってありました。
観光客増えたかな?